設立理念
この学園は、児童福祉法に従い、
かつ、仏教の実践主義を通して、
児童を心豊かに希望と感謝に満ちた
健全な社会人に育てることを使命とする。
児童が自由に意見表明をできて、何の不安も無く生活できるような快適な環境を整える。
加えて創設者理念である「強く、正しく、朗らかに」をモットーとして、園長を中心に各職員の協力と指導により、常に心身ともに健康で明朗な生活環境において、学習に励み、勤労意欲を高め、自主独立の精神を涵養する。
そのために、若松学園は、個々の児童の安心と規律ある生活を目指して、職員集団の連携と指導の統一を図り、次の養護実践を行う。
養護実践
若松学園では、
(1)「子ども集団の形成(個の確立)」=「自律心の獲得」
(2)基本的生活習慣の形成=「生きる力の獲得」
(3)学力保障の支援=「考える力の獲得」
を三つの柱とし、児童の権利に関する条約や児童福祉法などに基づいた生活と権利を守る視点に立った人権尊重とともに、子ども達自らの将来(家庭参加・職業自立などの社会的自立)を見通して、自分の力を出し切れる子に育てる。
そして、「育ちあいのできる質の高い集団の育成」に努める。
○ 法令の遵守
「自律心の獲得」
*遊び、余暇活動の取り組み
*行事の取り組み
*労働体験
*問題行動への対応
*学園のルールの遵守
*職員の適正配置
○ 基本的生活習慣の形成
「生きる力の獲得」
*安定した生活リズムの形成
*バランスの摂れた栄養保障
*衛生観念の形成
*身の回りの指導
*職員の適正配置
○ 学力保障の支援
「学ぶ力の獲得」
*学習時間の保障と学習指導
*学習時間における職員の適正配置
*学習ボランティアの確保
*学校との連携
発達に応じた援助指導
(1)幼児期
・担当職員とのスキンシップを多く持ち、どんなことがあっても自分を守ってくれるという安心感を与える。
・基本的生活習慣、食事、睡眠、排泄、衣類の着脱、片付けの確立を目指す。
・仲間と一緒に生活すること、遊ぶことの楽しさや喜びを味あわせる。
・子どもの持つ好奇心を大切に育て、達成感や満足感を持てるように援助する。
(2)小学生期
・子どもの話にじっくりと耳を傾け、子どもの気持ちを受け止め、理解する。
・集団生活や活動の展開の中で、自分の考えや意見がハッキリと言えるように援助し、それらを聞き取るよう努力する。
・仲間を思いやり、お互いが助け合っていくことの大切さを知らせる。
・子どもの能力、発達の歪みや到達点を明確に把握し、基礎的な学力を身につけるよう援助する。
(3)中学生期
・自らの健康と清潔感に対する自己管理の能力が高まるよう援助する。
・スポーツ及び文化等への関心を深め、クラブ活動やサークル活動など、興味・関心に応じて参加させ、このような活動を通じて、友情や親密な人間関係を育てるよう援助する。
・身辺の整理の機会をできるだけ与え、自立心を高めるよう援助する。
・正しい価値観や適切な判断力が身につくよう援助する。
・集団生活をする上での連帯感、相互理解、思いやり、責任感を助長する。
・向学心を高めるとともに、高校進学の目標を持たせ、そのための学習指導の援助を行う。
(4)高校生期
・自分を理解し、自分の内面世界を豊かにするための援助を行う。
・高校生としての体験や学習を通して培った判断力を生かした行動(自己決定への責任)がとれるように援助する。
・世の中の動向に関心を持たせ、社会性が身につくよう援助する。
法人名 | 社会福祉法人 興隆会 |
施設名 | 児童養護施設 若松学園 |
所在地 | 〒501-2101 岐阜県山県市大桑2358番地5 |
TEL | 0581-27-3148 |
FAX | 0581-27-3321 |
代表者 | 理事長 武藤 嘉邦 |
定員 | 40名認可 |
業務内容 | 児童養護施設運営 |
昭和26年1月1日 | 定員30名認可(岐阜県知事) |
昭和28年3月16日 | 社会福祉法人 興隆会 認可(厚生大臣) |
昭和30年10月31日 | 定員50名認可(岐阜県知事) |
昭和38年3月15日 | 定員60名認可(岐阜県知事) |
昭和40年8月31日 | 岐阜県共同募金会の補助により納屋新築完成する |
昭和42年7月7日 | 若松寮を若松学園と改称する(厚生大臣) |
昭和43年3月31日 | 岐阜県共同募金会の補助により乾燥室新築完成する |
昭和45年2月6日 | 日本自転車振興会の補助により食堂改築完成する |
昭和52年4月30日 | 岐阜県共同募金会補助により高富町大桑字深田762番地に若松学園保育室完成 |
昭和53年1月21日 | 日本自転車振興会の補助により児童棟・管理棟改築完成する |
昭和53年1月21日 | 友愛ルーム新築完成する |
平成8年11月1日 | 高富町大桑字斧田2358番地の20 若松学園児童居室一棟老朽化のため撤去 109.55㎡ |
平成10年5月 | 岐阜県共同募金会補助により児童棟管理棟二階児童居室及び児童トイレ改修 |
平成10年7月 | 若松学園保育室・講堂老朽化のため撤去 114.31㎡ |
平成11年3月 | 岐阜市社会福祉事業協力会の補助により児童棟・管理棟一階職員トイレ改修 |
平成11年3月 | 定員40名認可(岐阜県知事) |
平成12年3月 | 岐阜市社会福祉事業協力会の補助により児童用浴室改修 |
平成13年4月1日 | 苦情解決委員会設置(大学教授・元中学校長・民生児童委員・法人監事) |
平成16年7月1日 | 週末里親事業を開始する |
平成16年7月1日 | 家庭支援専門相談員配置 |
平成16年11月11日 | 第三者評価委員会設置(弁護士・教育長・医師・山県市福祉課・大学教授) |
平成17年6月1日 | 小規模グループケア事業を開始する |
平成18年4月1日 | 心理療法担当職員配置(男女各1名) |
平成18年4月1日 | 子育て短期支援事業を山県市と委託契約し開始 |
平成19年3月 | SBI 子ども希望財団により園舎改修工事(廊下壁、畳張り替え等) |
平成19年3月 | (財)東京メソニック協会により給食棟屋根葺替え及び改修工事 |
平成19年4月1日 | 個別対応職員配置 |
平成19年10月 | 山県市大字大桑字深田762番地2 旧若松学園職員宿舎老朽化により解体 |
平成19年12月 | 岐阜県共同募金会により児童浴室全面改築及び児童居室整備 |
平成21年2月1日 | 看護師加算配置 |
平成21年9月 | 岐阜県共同募金会補助により児童居室の網戸設置、物置設置 |
平成22年3月 | 安心子ども基金により大型洗濯機、大型乾燥機、児童居室の改修整備 |
平成24年7月20日 | 子育て短期支援事業を関市と委託契約し開始 |
平成25年2月14日 | 山県市が所有する大桑保育園の売買契約を締結する |
平成25年6月1日 | 里親専門相談員配置 |
平成27年8月1日 | 子育て短期支援事業を大垣市と委託契約し開始 |
平成29年2月1日 | 子育て短期支援事業を各務原市と委託契約し開始 |
平成29年2月 | 岐阜県児童福祉等対策事業補助金でベルゲート・門扉の設置 児童居室強化ガラス・児童及び職員玄関の取替 |
平成29年4月1日 | 地域小規模児童養護施設「たけのこ」の開設 |
平成30年4月1日 | 地域小規模児童養護施設「YUME」の開設 |
令和2年7月1日 | 地域小規模児童養護施設「たけのこ」耐震工事 |